酒田五法って何?
プライスアクションの原点となったローソク足分析

前半記事では、酒田五法の基本知識について解説しました。世界でも知られているチャート分析の発祥は日本だったのです。ヘッドアンドショルダーやトリプルトップなどのチャートフォーメーションも、日本が発祥でした。To get more news about 野村証券, you can visit wikifx.com official website.
  日本は、世界でも有数の投資先進国だったのです。何だか少し嬉しい気がします。
  酒田五法の基本知識や覚えておきたいローソク足の形などについては、以下の記事で詳しく解説をしています。
  関連記事
  酒田五法って何?
  プライスアクションの原点となったローソク足分析【基本編】
  (https://cutt.ly/wikifxnews1002-2)
  さて、今回は、酒田五法を使った実際のトレード手法を解説していきたいと思います。酒田五法は「プライスアクション」なので、スキャルピングトレーダーにおすすめです。もちろん、スイングトレードでも利用できます。
  気になるポイント!TOP3
  酒田五法はどの時間足でも活用できる?
  酒田五法を活用したトレードの実際例は?
  酒田五法を利用してトレードの勝率を高くするには?
  酒田五法だけでなく移動平均線や水平線など様々なテクニカル分析を組み合わせることがポイントです。サラリーマントレーダーの方や主婦の方でも、酒田五法を利用すれば、昼間や夜の空いている時間を狙って勝率の高いスキャルピングの考え方が理解できるようになります。

1.酒田五法はプライスアクションの原点【準備編】
  この章では、酒田五法とプライスアクションの関係について解説をしていきます。

1-1 プライスアクションって何?
  プライスアクションという言葉を聞いたことがあると思います。プライスアクション(Price Action)とは、価格の動きを分析してトレードする古典的な分析手法です。欧米のトレーダーに愛用されている手法ですね。
  酒田五法は、プライスアクションの原点と言えます。
  相場の状況を最も早く反映するのは「価格」です。つまり、「ローソク足」の形に反映されます。ボリンジャーバンドや移動平均線などは、どうしても遅れて反応します。そのため、エントリー‧決済の判断が遅れてしまうことも、頻繁に起こります。
  テクニカル分析をするトレーダーであっても、プライスアクションを理解することは非常に重要です。プライスアクションを理解できれば、価格の重要な節目やトレンドが反転する兆候、トレンドが続くのかなどを他のトレーダーよりも早く判断できるようになります。

1-2 酒田五法の勝率は実際どう?
  前半の記事で酒田五法の「三川」と呼ばれる3本のローソク足の組み合わせ、「三山」などのチャートフォーメーション分析などについて解説しました。
  しかし、実際のチャートを見てみると、酒田五法のローソク足の組み合わせは数えきれないぐらい出現しています。やはり時間軸が小さくなるほどダマシも多くなってしまうので、勝率が低くなってしまいます。
  また、トレーダーによって解釈が分かれる形も多く、正確な勝率は分かりません。私の経験上、次のローソク足が予想どおりになる勝率は、50%ぐらいではないかと考えています。
  酒田五法を使ったプライスアクションで重要なのは、節目となっている価格帯の付近でローソク足がどのような形になっているかを確認することです。
  どちらにしろ、酒田五法だけを使っても継続的に勝ち続けることは難しいのではないかと思います。